The First State からの贈り物

The First Stateのデラウェア州から南部に属するテネシー州に引っ越しました。北東部とはまた違ったアメリカの姿、ニュースを盛りだくさんにお知らせします。
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アメリカにおける宗教
Naoさん、コメントありがとうございました。弾みがついてこの記事を書いてしまいました。

Naoさんのコメントにあるように、この国は宗教が毎日の生活にとても浸透しています。特に南部はバイブルベルトと呼ばれ、宗教観が強い人たちがたくさん住んでいます。デラウェアに住んでいたときには感じないことをいろいろと感じさせられるナッシュビルでの生活です。

バイブルベルトとは南部は南はテキサス州、北はカンザス州まで伸びている、とても保守的なエバンジェリカン・クリスチャンが大部分とされる場所のことを呼びます。この中で一番大きいのがプロテスタント、サザンバプティスト。特に私たちが住んでいるテネシー州ナッシュビルはこのサザンバプティストをはじめとしていくつかの宗派の本山(?)があるためにバイブルベルトのバックルとまで呼ばれています。

バイブルベルトの大きな特色は、宗教が政治、教育、科学の分野まで影響を及ぼすことが許されていることだそうです。保守的ですから、飲酒を減らす、もしくはアルコールの製造もやめるとか、もちろん中絶には反対、他にも聖書は誤りがないものと信じていたりかなりきっちりとした枠の中にはめられた規律があると考えてよさそうです。

そうなのです。ナッシュビルでは今中間選挙に向かい、選挙運動がテレビでも活発にみられるのですが、宗教を取り入れている人がいることに驚いた私でした。宗教と政治は切り離されているはずなのに… と思っていたからなのです。確か政治と宗教の分離は憲法で保障されている…。それなのになぜ、立候補者が、

「自分は教会で事の善悪を学んできた。」なんていうことを堂々といえるのだろうととても不思議に思っていましたが、これで納得がいきました。宗教色を打ち出して票を獲得しようというのでしょう

ナッシュビルを車で走ると教会が多いことにとても驚かされます。しかもとても大きな教会ばかり。建物は立派だし、駐車場のスペースはとにかく広いし。日曜日など教会の前は交通渋滞が起こり交通整理をする警官が出ることも珍しくないとか。日曜日の朝早くは、みなが教会に行っているせいか、道路もとてもすいています。それがお昼少し前になるといかにも教会帰りの家族連れが、とてもきれいな身なりをしてブランチに出かけていきます。家族、友人たちの大きなグループで食事をしている人たちも多く見かけられます。

ナッシュビルに引っ越したらまず最初に聞かれることが

「「あなたはどこの教会に属しているの?」ということよ。」と言われたことがありました。さらに、教会に属しないとなかなか人と知り合えないとも。確かに教会が社交場になっていることは事実のようです。

宗教観を持つことはとても大切なことだと思いますが、他の宗教を信仰している人をどれだけ受け入れる準備ができているかも考えなくてはならないことです。ナッシュビルでも盛んなサザンバプティストは昔は黒人の人の参加を許しませんでした。もとから人種差別のもとに成り立っている宗教です。もちろん最近になってはこれは変わりましたし、人種差別に基づいて成り立った宗教ではないことを明らかにし、差別をしてきたことを謝りもしました。

「宗教と言うのは誰にも公平でやさしくなくてはならない」ということが大前提だと勝手に思い込んでいる私には驚きの宗教です。

ブッシュ大統領はサザンバプティストから離れたユナイテッドバプティスト教会に属していますが選挙戦ともなると行く地域によっては宗派の異なる教会の信者たちの票の獲得にも力が入ります。となると、それぞれの教会が求めることをどれだけブッシュ大統領なり候補者が政治に反映するという公約が当落を決めかねないことになりますよね。

エバンジェリカンといわれる人たち。イエス・キリストの復活を信じています。信仰の自由はあるとしてもそれがアメリカの政治の基本となるようでは同じ宗教を共有しない国との関係はどのように保とうとするのか、どこまで宗教がアメリカの政治方針を決めるのか注意深く見ていかないとこの国を理解するのは難しいことになりそうです。

無宗教な人が多い日本、この国と外交で上手にやっていくためにはもっとこの国の宗教観そして、宗教を持つことがどういうことかについて知ることが必要なようですね。

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コメント
from: endunham   2006/09/30 12:06 AM
himeさん、おはようございます。

ちょっとhimeさんのこのエントリと今日読んだ私が購読しているブログと少し関係あったのでコメントさせて頂いてます。
himeさんはドキュメンタリー映画『ジーザズ・キャンプ』のニュースをもうご覧になりました?
ホントにぞっとしましたよ、エバンジェリカンのやってること。エバンジェリカンの精神って、テロリストの精神と変わらないのではと。
宗教の自由とは言え… やっぱり純粋無垢な子供達を洗脳するのって怖いです。改めて、そう実感しています。

YouTubeでその一部が観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=co1_9lR9EpM
from: hime   2006/09/30 7:17 AM
endunhamさん、今晩は。とても気持ちがよい一日でした。

家、まだそのニュースは見ていません。オウム真理教もそうでしたよね。子供たちをはじめとしていろいろな人を洗脳していったあの団体。宗教って何かを信じることだからどこか共通点があるでしょうが、どこでラインを引くかですよね。しかし信仰をしている人たちは素晴らしいものと思い込んでいるわけですから歯止めはきかないのかな…

ありがとうございます。頂いたサイトで見てみます。
from: Nao   2006/09/30 10:39 PM
himeさん、興味深いお話ありがとうございます。
私は恥ずかしながらアメリカに来るまでバプテストということばさえ知りませんでした。聖書に書いてあることを信じて疑わないのですから恐ろしいものです。
「宗教と言うのは誰にも公平でやさしくなくてはならない」というのは本当にそうですね。でもきっとどの宗教もその宗教を信じる人たちとそうでない人たちとでは区別しているのが現実だと思います。
アメリカは先進国でありながら新興国でもある不思議な国ですし、国を治める上で宗教は重宝されるのでしょうね。
日本はこの際、宗教的に中立な立場というのを外交政策にきちんと組み入れてもいいかもしれませんね(もちろん今もそうだとは思いますけど)。そうすれば、それを盾に宗教的な問題が絡んだ国同士の問題から身を引くことができるかもしれませんし。
from: hime   2006/09/30 11:07 PM
Naoさん、こんにちは。

どうぞ「恥ずかしながら」なんておっしゃらないでください。私だって知らないことばかり。でも1つずついろいろ知っていくことが楽しいのですもの。

国を治める上で宗教が重宝されるというのは危険なことですよね。数え切れない宗教が存在するのですし、「信仰の自由」はどう考慮されるのか、白黒つけられることではありませんし。この宗教のここが良いけれど、この部分はあちらの宗教がよいという考えはなかなか持てませんもの。「絶対」になるのは怖いです。

でも、民主主義、多数決ですからね…
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