The First State からの贈り物

The First Stateのデラウェア州から南部に属するテネシー州に引っ越しました。北東部とはまた違ったアメリカの姿、ニュースを盛りだくさんにお知らせします。
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石田以良さんの本
何人も好きな作家の方がいますが,特に石田以良さんが好きです.「池袋ウェストゲートパーク」は主人の実家が池袋のせいもあり,なんだか親しみがあることに重ねて,彼の軽やかな書き口調が好きですし,描かれている人間たちもどこにもいるような人たちで自分がその世界にはまり込んでいるような錯覚を持つこともあります. 日本に行ったときに,「ブルータワー」を購入し読み始め,最初は「訳わからん」と思いながらもとにかく読んでみようと読み進んでいたら本を下に置けなくなってしまいました.いままでとはまったく異なる題材ですし、SFというちょっと私の苦手な分野なのですが,流石石田さん,根底に流れているものは人間模様なのですよね. 日本語を教えているのですが,生徒の一人と「秘密」を一緒に読んでいます.いろいろなものの描写にとても特徴がある石田さんの本をアメリカ人の彼に読ませるのは少し無理かなと思いながらも,日本を代表する(私の意見ですが)石田さんの作品をぜひ読んでほしかったのですよ.短編とは言いながらもなかなか彼に取って石田さんの表現を理解させるのは難しいですが,それだけにレッスンは密なものになり、意外と彼も喜んで読んでいます.私ですら日本語としてわかりづらい部分もあるのですから,彼が理解できないのは仕方がないし,とあまり肩肘は張らずに読んでいます. それにしても日本語というのは主語をかかない言語ですね。何が主語になっているかをさがすことから彼の理解は始まります.
編み物、キルト、刺繍と英語の本
机の上に何冊かの本が「早く読んでよ」と言いたげに積み重なっています。「うーん、これをすべて読み終わるのにはどれくらいかかるのだろう? 」という気持ちと、主人の「これを全部読むまで本屋さんに行くのも禁止、amazon.comに行くのも禁止」という言葉の間に挟まれ非常に複雑な想いでいます。

今夢中になって読んでいる本は、”Kite Runner”という本。アフガニスタンで育った裕福であった少年の少年期、そしてロシアのアフガン侵攻のために祖国を追われアメリカに渡ってからの生活などが描かれています。アフガニスタンでの生活の様子は涙がこぼれてくるような出来事も含まれ、とても感動的です。まだ読み終わっていないのでこれから先の展開がとても楽しみ。

この本を読み出す前に数冊読んだ、私にとっては気分転換になる本を何冊か紹介します。編み物、キルト、刺繍などの手芸がお好きな人にはおススメの本。light readingと呼べるような本です。

作者はDebbie Macomber 本のタイトルは、「The Shop on Blossom Street」「Good Yarn」
知らなかったのですが、この作者はこてこての恋愛小説かだそうです。(ちょっと苦手)私が読んだのはこの2冊だけ。編み物を通じてまったく年齢、境遇も異なる女性たちが友情を暖めていくという、まぁ、何の変哲もないといえばそうなのですが、結構はまって読んでしまいます。編み物をしているときのあの心が温かく、静かになっていく気持は私もよくわかりますから。therapeutic という言葉がぴったり。

次はキルトの本。作者はJennifer Chiaverini 彼女はElm Creek Quilt Novels というシリーズの本を書いています。これもキルトを通じて知り合った女性の人生を綴っているのですが、それとは別に歴史をさかのぼり奴隷解放運動にキルトがどのように役立ったのかなどを小説の中で説明している本もあります。The Quilter’s Apprentice というのが一番最初の本。今までに何冊そのシリーズが出ているのかな… 全部読みましたがキルトが好きな方にはおススメです。

最後の刺繍のお好きな方。作者はMonica Ferrisという女性でNeedlecraft Mysteryというシリーズで数冊出ています。私の好みで言うとこの作者が一番当たりはずれがあるような気がする… ミステリーなのですがごく普通の人たちの気持ちの移り変わりなどが上手に書かれているなと思います。

英語で本を読むのがたとえ苦手でも、描かれている様子、舞台が自分が大好きなものであふれていたらきっと読むのも楽しみになると思います。私は「Kite Runner」を読み終わったら、次はリウマチばあちゃんさんに教えていただいた、「Gift from the Sea」 を読むつもりです。あぁ、忙しくて楽しい。

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「高慢と偏見」(Pride & Prejudice)
ブログの横に紹介しているこの小説。大好きなほんの1冊。何度も読み返しました。作者はJane Austen。古いイギリスを舞台にした恋愛小説。とてもロマンチックな小説なのでぜひ読んでみてください。何度も映画化されていますが最新の映画は私のお気に入り。ちょっと主人公のエリザベス・ベネットがイメージが違うけれども、女優さんとしては彼女は好きなのでまぁ、いいかなと。

家柄、風習を重んじる昔のイギリスです。発音はもちろん、使われている言葉もアメリカ言葉とはかなり違います。Queen’s Englishと呼ばれる英語でしょう。おそらくこの時代のイギリスではアクセントでその人のクラス社会がわかったと思われます。上流階級に生まれた子供たちは選ばれた生まれの子供たちが通うイートン校などの名門校に通い、そこのアクセントで英語を話すようになり、村の学校に通った学生たちはその地域のアクセントで話すようになるという仕組みだそうです。

5人娘を持つBenett家のすぐ近くに金持ちの独身の男性, Mr. Bingleyが居を構えました。(定住するための家ではないのですが)自分の娘のうちの誰かがその男性と結婚してくれることを望む母親は希望に胸が膨らみます。長女Janeと男性は恋をしますがJaneの気持ちを察することのできない男性の親友, Mr. Darcyが結果的に二人を引き離すことになります。Mr. Darcyは気づかぬうちにBenett家の次女Elizabethを愛するようになるのですが…なかなか自分の気持ちも伝えられないし、Elizabethも頑固なところがあり彼を受け入れられない。

経済的な理由もあり娘を金持ちの男性にと継がせたい母親の心とちょっと間抜けた言葉、しぐさ。一家でただ一人男性の父親がそれを見守ります。時にはタジタジしながら。

メグ・ライアンとトム・ハンクスが出た「 You’ve got mail」の映画の中でもこの本はメグ・ライアンが良く話題にします。「何度も読んでいつもMr.DarceyとElizabeth Benettが結ばれるかドキドキするの。」というせりふもあります。その気持ちはよくわかる…

単なる恋物語であるように見えながらその後ろに家族の問題、誤解、イギリスの社会の姿も見えてきて本当に読み始めるととまらない作品です。アメリカ英語を読みなれている私にはとても新鮮。かなりイギリスかぶれしそう。

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The Da Vinci Code
世界的なベストセラー、「The Da Vince Code」を出版したイギリスの出版社ランダムハウスを二人の歴史家が彼らの作品から中心のテーマ15個を盗作したとして訴えています。訴えた二人は1982年にランダムハウスから「The Holy Blood, and the Holy grail」を出版し、すでに裁判所には「The Vince Code」が盗作である証拠を提出しているそうです。

読まれた方はたくさんいると思いますが、この本のあらすじはイエスキリストがマリー・マグダレーンという女性との間に子供をもうけその聖なる血筋が堅く守られているのですが、その秘密を暴こうとする人々と歴史家そしてイエス・キリストの子孫である女性との間に起こる事件をスリラータッチで描かれているいわゆるpage turnerである本です。

ランダムハウスの弁護士は本の基本になっているアイデアはあまりに一般過ぎてコピーライトで守る範囲には当たらないと主張しています。実際にこのテーマで本を出版しているのは「The Vince Code」だけではないそうです。

しかし4千万冊ものコピーが売れたといわれるこの本ですからやはり人々の注目度は高くなります。去年の8月にはDan Brownは「Daughter of God」「The Da Vinci Legacy」を書いた作家の訴えには勝訴しています。

Harry Pottterの本の作者もボストンに住む児童文学作家に訴えられた記憶があるのですがその後どうなったかは私知らないのですよ。あっという間にニュースから消えたから取引があったのかな、それとも実際に裁判所に訴えるまでは至らなかったのかしら…

どこまで同じアイデアを使うことを盗作とするのか、そして同じテーマで本を書いても本の内容が面白く、はらはらドキドキさせるものに完成させられるかどうかは作者の才能、ひらめきにもよりますよね。この辺は裁判ではどのように判断されるのか… 才能なんて数字のように明らかに見えるものではないだけに非常に難しいでしょう。

本に限らず音楽、アイデアの著作権はプライベートなものであることを皆が理解していないといけませんよね。理解するだけではなくて尊重も。軽い気持ちで「ちょっと失敬」するなんてもってのほか。インターネットの利用でこの辺の境界線が見えなくなっているのと同時に倫理観が薄れてきているのかもしれませんね。

私も「The Da Vinci Code」は2回読みました。続けて「Angels & Demons」「Deception Point」「Digital Fortress」も。どれもとにかく面白い小説でした。読んでいる私たちにとっては内容が面白ければ誰が書いたかはあまり関係ありませんが作者側に取ったら大きな問題です。しかし今回のこの騒ぎで訴えを起こしている歴史家の作品も読んでみたくなりました。さっそく本屋さんに行ってぱらぱらページをめくってみてこようと思っています。しかし読みたい本は次から次へ増えていくし困ったな。
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今日買った本
本屋さんに行きました。
野口悠紀雄さんの「正確に間違う人、漠然と正しい人」 永沢光雄さんの「強くてさびしい男たち」を買いました。村上春樹さんの「東京奇譚集」も欲しかったのですが、ちょっと我慢しました。実は永沢光雄さんの「声をなくして」が読みたかったのですが見つけられなかったのです。残念。

永沢光雄さんの「声をなくして」は私のブログにトラックバックをしてくださったNishiさんのブログで知りました。石田衣良さんが「今年読んだ本のなかで、一番胸にしみた本」というコメントと共に紹介されていました。アメリカに戻る前に必ず探して買って帰ります。飯島夏樹さんの「神様がくれた涙」も読みたいし、タイトルは忘れたけれど、本屋さんにいけば絶対にわかるあの本も読みたいし、藤原正明さんと小林洋子さん、共著の「世にも美しい数学入門」もよみたい、と荷物の重さも考えずに本屋さん通いをしている私です。

結局ここに上げた本は全部買って帰ることになるでしょう。しかしデラウェアに戻ったらまた向こうでベストセラーの本も読みたくなるから、こんなに買ってはいけないのかもしれません。これはまずいぞ。
読書の秋
読書の秋とはよく言ったもので、夜が長くなり始めるこの時期は活字が恋しくなります。チャンネルは忘れましたが昨日、読売新聞の読書欄を担当なさっている方が読書について話されていました。

1語1語を覚えているわけではありませんがその方は
「読書をする楽しみは、自分では経験できない世界を読むことから経験できることや、思いもつかない世界を垣間見ることでしょう。」とおっしゃっていました。その通りですね。生活していて自分が出会い、接する人の数といったら本当に限られていますし、どうしても似たような考え、似たような生活をしている人が集まりがちですから、まったく異なった世界に生活している人を知る機会はなかなかありません。読書することで自分がどこに行くこともなくいろいろな人たち、時代、世界に行くことができるのですからすばらしいです。

太宰治の「人間失格」「斜陽」を読みました。高校生のときに読んだ感想とは一味違ったものを感じました。今は友人から頂いた藤沢周平の「蝉しぐれ」を読んでいます。それを読み終わったら島崎藤村の「破戒」を読むつもり。「破戒」はまだ呼んだことはないのですが、「橋のない川」で取り上げられているので、なんとなくあらすじは知っています。読むのがとても楽しみ。だから本は買ってはいけないのだけれど、また今日も本屋さんへ。暇があると本屋さんにいるような気がします。ちなみに今日買った本は、斉藤茂太の「いい言葉はいい人生を作る」、小泉十三の「頭がいい人の実践術」でした。枕元に本を並べておくのがすきなのかもしれません。

「文字離れ」という言葉をよく聞きます。がっきゅうぶんこを「学級文子」と書く小学生を映すコマーシャルもあるくらいですからね。笑っている場合ではありませんよ。日本の教育レベルがそこまで落ちているとしたらこれは「お笑い」のレベルはとっくに超えています。どれだけの人が深刻に「これではまずいぞ」と受け止めているのでしょう? 

「選挙」に受かるために「選挙」をあちらこちらで見てしまった選挙戦でしたが「選挙」に受かってから日本をどうするかという「目的」がもう少し見たかったと思います。
本をたくさん読もう
日本にいると移動に電車などを使うので本を読む時間がたくさんあります。アメリカでは車の生活なので移動にどんなに時間がかかっても運転しているため日本はもちろん読めません。そのぶん日本にいる間に思い切り本を読みます。

ここのところミステリーに凝ってしまい、東野圭吾さん、貴志裕介さんの本をたくさん読みました。ほかに石田衣良さん、桐野夏生さん、奥田英朗さんの本も数冊読みました。桐野夏生さんの「アウト」は英語に翻訳されているのをデラウェアで見つけて英語で読みました。日本独特の「暗さ」につい夢中になり家事も忘れて読みふけってしまいました。よろしかったらぜひ読んでみてください。

先日デラウェアにいるアメリカ人の友人からのメールで、彼女が谷崎潤一郎の「細雪」の翻訳本を読んでいることを知りました。日本が好きな友人ですから「とても面白いのだけれど、どう思う?」といわれて、「まずい、私は読んでいない。」とすぐ本屋に出かけて探しました。しかし、純文学はたくさんおいてあるところとそうでないところがあるのですね。最初の本屋さんでは見つけられなくて、次の本屋さんでは1巻と2巻しかありませんでした。とりあえずそれを購入し3巻はこれから探します。何を隠そうまだ読み始めていません。

なんとなくこれをきっかけに久しぶりに純文学を読んでみようと思っています。高校のときに読んだ、武者小路実篤の「友情」、太宰治の「人間失格」、夏目漱石の「こころ」など、もう1度今読んだらきっと感じるものが違うでしょうから。最初はとっつきにくいかな… でも、日本人の心は忘れたくないから。

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